OrLinK（オルリンク）は2月21日、福岡県福岡市において、本格的に事業を開始すると発表した。
同社は物流自動化に特化した制御システム（LinK-WCS）と、作業者支援に特化した在庫管理システム（LinK-WES）の開発に取り組む庫内物流の専門集団。工場や物流センター内での安定的な物流オペレーションを実現するため、自動搬送機（AGV／AMR）を活用した人手作業の自動化をハード・ソフトの両面からサポートする。
また、AGVのみの導入だけでなく、AGV+ロボットやAGV+マテハン設備など搬送の前後工程で自動化設備を導入される顧客に対して、複数設備が連動して動くシステムを提供する。
＜WCSの特徴＞
WCS（Warehouse Control System／倉庫制御システム）とは、倉庫内の設備を制御することに特化した ITシステム。LinK₋WCS は、上位システム（ MES／WMS ）と自動化設備のインターフェースの役割を果たし、上位システムの情報をもとに、複数のロボットや設備を総合的に遠隔制御し、効率の良い運用を可能にした「統合WCS」だ。
＜LinK-WESの特徴＞
LinK-WESは、エリア単位での小規模な在庫管理とそのエリア内にあるマテハン機器の制御。より細かい範囲での在庫管理や自動設備の追加を行う際に、Link-WESを導入することで、上位システムの大幅なシステム改修をせず、より安価な費用で自動化設備を導入することができる。
