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CRE/埼玉県草加市で1.6万m2の物流施設開発に着手

2023年02月24日/物流施設

シーアールイー(CRE)は2月22日、、特別目的会社を通じて、埼玉県草加市所在の開発用地を取得し、物流施設「ロジスクエア草加Ⅱ」の開発に着手したと発表した。

<完成予想図>
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2024年8月下旬の竣工に向けて開発プロジェクトを始動した。

開発予定地がある草加・八潮エリアは、都心部に隣接したロケーションと東京外環自動車道を経由した各主要高速道路への良好なアクセスにより、関東エリア全域をカバーする物流ネットワークの構築が可能であり、高い需要が集まる埼玉県内屈指の物流の要衝。

首都高速三郷線「八潮南」ICより約3.6km、東京外環自動車道「三郷西」ICより約3.4km、同「草加」ICより約3.9kmの工業地域に位置し、周辺環境としては工業系施設(倉庫・工場等)が多く集積している。また、開発予定地半径5㎞圏内の労働力人口は約25万人で、雇用確保の観点においても優位性があり、物流業務に適した立地条件を備えている。

建物計画は、4階建ての延べ面積1万6100.40m2(4870.37坪)の物流施設として開発。施設のマスタープランとして、トラックバースを西側・南側の2面に配置し、西側には大型トラック 11台(うち4tトラック用2台)、南側には大型トラック5台、計16台が同時接車可能な高床式トラックバースを設けており、6台分のトラック待機スペースと合わせて、多種多様な入出庫オペレーションが可能な汎用性のある施設計画となっている。

倉庫部分の基本スペックは、外壁には金属断熱サンドイッチパネル、床荷重は1.5t/m2(各階2.5t フォークリフト対応可)、有効高さは各階5.5m以上を確保する計画。昇降設備については、荷物用エレベーター(積載荷重3.5t、45m/min)2基、垂直搬送機2基、ドックレベラー2基を実装する計画となっている。さらに、将来的なオペレーションの対応として、庫内空調設備設置の際の配管ルートや室外機置場・キュービクル増設スペース等の確保、事務所スペースの増床を想定した法的な対応等、入居テナントの将来ニーズにも一定の対応ができる仕様とし、様々な物流ニーズに対応し得る機能性・汎用性を兼ね備えた同社の基本スペックを満足しうる計画となっている。

環境対策としては、全館LED照明、人感センサー、節水型衛生器具を採用し、環境や省エネルギーに配慮した施設計画とし、BELS評価の認証を取得予定。また、エンバイオ C・エナジーにより、屋根全面において太陽光発電システムを導入する予定で、発電した電力の供給を受けて自家消費すると共に、発電した電力の一部を施設内に蓄電して、停電時に非常用電力として使用できる蓄電池システムの導入も計画しており、入居テナントのBCP(事業継続計画)策定の一助になるものとなっている。

「ロジスクエア」シリーズにおいて環境に優しい自然エネルギーを活用することで、脱炭素社会の実現に向けた社会的責任を果たしていくとしている。

■開発プロジェクト概要
施設名称:ロジスクエア草加Ⅱ
所在地:埼玉県草加市松江
敷地面積:7772.24m2(2351.10 坪)
主要用途:倉庫(倉庫業を営む倉庫)
構造規模:鉄骨造4階建て
延ベ面積:1万6100.40m2(4870.37 坪)(予定)
着工:2023年9月上旬(予定)
竣工:2024年8月下旬(予定)

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