商船三井は3月2日、インドネシアのバリ島海岸で、同社グループが100%出資する PT MOL Blue Ocean Indonesia 社を通じて購入した海洋ごみ回収船の披露と海岸ごみ回収機器のデモンストレーションを3月1日に実施したと発表した。
海洋ごみ回収船と海岸ごみ回収機器は、いずれも搭載されているベルトコンベアで、それぞれ海中および海岸のごみを回収する仕組みだ。
インドネシアのバリ島は、多様で豊かな自然環境を有する一方で、急速な都市化や人口増に伴うごみの増加に加えて、海洋ごみ問題も深刻化している。日本と同様に島国であるインドネシア・バリ島での海洋ごみ回収のデモンストレーションを皮切りに、事業化を目指すとともに、ベトナムにおいても海洋ごみ回収船の実導入に向けた案件化調査を開始している。今後も同社グループのネットワークを活かして、世界の海洋環境保全に貢献することを目指す。
なお、併せて在デンパサール日本国総領事や、バリの環境局長らの多数の来賓を迎えての記念式典も開催した。