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NEXCO中日本/ソフトバンク・ホンダと自動運転の実証実験で合意

2023年03月20日/IT・機器

NEXCO中日本は3月20日、自動運転社会に向けた路車間通信(V2I:Vehicle to Infrastructure)の活用に関する実証実験について、新たにソフトバンクを代表会社とする団体(参加会社:本田技研工業、本田技術研究所)と合意したと発表した。

NEXCO中日本は、V2Iの将来のサービス運用を目指し、新東名高速道路の建設中区間で実証実験の実施・検証を行うこととしており、2022年10月5日に9団体と実証実験に向けて合意している。

今回、ソフトバンクが代表を務める団体と新たに実証実験の実施で合意。同団体は、「車両とインフラ間の情報連携による情報収集・提供の強化」について実証を行う。

<ソフトバンクが実証を行うユースケース>
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ソフトバンクとホンダは、通信を活用したコネクテッド車両の技術検証を進めており、今回の取り組みでは、非コネクテッド車両も含む交通インフラからの情報の活用や、二輪車と四輪車が通信でつながることで、事故が起きる手前でリスクを予兆・回避するなど、より安全で安心して移動できる社会の実現に向けたユースケースの検証を行う。

今回のユースケース検証では、道路に設置される路側センサーで非コネクテッド車両を含む走行車両の情報(位置・速度など)を道路管制センターに送信、走行するコネクテッド車両の情報を、セルラー通信を活用してリアルタイムで収集し情報連携プラットフォームへ送信する。

これらの情報を統合し、情報連携プラットフォームにて衝突リスクの解析・判定を行い、急な車線変更や周辺車両の状況など予測されるリスク情報を周辺のコネクテッド車両に通知することで、リスクに対する回避行動を促す。

NEXCO中日本では、引き続き関係企業と連携して、2023年度の実証実験に向けて準備を進めていくとしている。

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