大宝運輸が4月28日に発表した2023年3月期の業績は、売上高78億5100万円(前年同期比1.2%増)、営業利益2億3400万円(4.2%減)、経常利益2億5500万円(0.1%減)、当期純利益1億6600万円(18.4%減)となった。
当事業年度でのわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症に伴う社会経済活動の制限が緩和され正常化が進み、景気は緩やかながら持ち直しの動きがみられた。一方で、ウクライナ情勢の長期化による資源エネルギー価格の高騰、急速な為替変動などもあり、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いている。
このような経営環境の中、前事業年度と比較して、売上高は増加し、経常利益は燃料費単価の高騰と外部への業務委託料が増加したこと等により減益となった。
次期は、売上高83億円(5.7%増)、営業利益2億6000万円(10.7%増)、経常利益2億7000万円(5.5%増)、当期純利益1億6000万円(4.0%減)を見込んでいる。