丸全昭和運輸が5月11日に発表した2023年3月期決算によると、売上高1408億6100万円（前年同期比2.9％増）、営業利益126億9200万円（7.4％増）、経常利益137億8100万円（9.7％増）、親会社に帰属する当期純利益89億3100万円（4.1％増）となった。
セグメント別では、物流事業全体の売上高は1227億5300万円（3.0％増）、営業利益は108億6300万円（7.7％増）となった。
物流事業は、貨物自動車運送事業については、関東地区では、住宅資材や建設機械等の取扱い増加があったが、日用雑貨や非鉄金属の取扱い減少があった。中部地区では、自動車部品の取扱い増加があったが、ステンレス製品の取扱い減少があった。関西地区では、住宅設備機器や電力機器関連の取扱い増加があったが、貨物自動車運送事業全体では、わずかながら減収となった。
港湾運送事業については、関東地区では、青果物の取扱い減少があったが、建設機械や鉄鋼原料の輸出入、発電用原料や穀物の取扱い増加があった。中部地区では、自動車部品の取扱い増加があり、港湾運送事業全体では、増収となった。
倉庫業については、関東地区では、自動車部品や医薬品の取扱い増加となった。関西地区では、電力機器関連や日用雑貨の取扱い増加があり、倉庫業全体では、増収となった。
鉄道利用運送事業については、住宅資材の取扱い増加があり、若干の増収となった。
物流附帯事業については、外航船収入では、化成品や電極関連品の取扱い増加があり、大幅な増収となった。荷捌収入では、自動車部品の取扱い増加があり、増収となった。航空収入では、化成品の取扱い減少があり、減収となった。物流附帯事業全体では、増収となった。
次期は、売上高1540億円（9.3％増）、営業利益145億円（14.2％増）、経常利益155億円（12.5％増）、親会社に帰属する当期純利益100億円（12.0％増）を見込んでいる。
