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日本郵船/4隻目のLNG燃料自動車船が名古屋と四日市に初入港

2023年05月16日/IT・機器

日本郵船は5月16日、同社にとって4隻目となるLNG(液化天然ガス)燃料自動車専用船「WILD ROSE LEADER」 (ワイルドローズリーダー)が同月10日に愛知県名古屋港、15日に三重県四日市港に初入港したと発表した。同船は、今年2月に竣工した「JASMINE LEADER」の姉妹船であり、環境に優しい輸送の実現を目指し、花にちなんで命名されている。

<名古屋港に入港したWILD ROSE LEADER セントラルLNGマリンフューエル提供>

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同船は、同社が中国の招商局南京金陵船舶有限公司に発注した4隻のLNG燃料自動車専用船の2番船で、名古屋港に入港後、セントラルLNGマリンフューエルが運航するLNG燃料供給船「かぐや」からLNG燃料の供給を受けた。これは名古屋港においては初めてのLNG燃料供給船によるShip to ShipでのLNGバンカリング実施例となった。

<名古屋港での式典の様子>

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<四日市港での式典の様子>

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5月12日には名古屋港で伊勢湾海運が取り扱う設備機械、続いて15日には四日市港で本田技研工業の完成車が同船に船積みされ、各港で関係者が同船の入港を祝し、航海の安全を祈念した。

同社は今後、物流分野における環境負荷低減への関心の高まりに対し、安全・安定輸送に加え、環境に配慮した船隊整備を行う事で、サプライチェーンの低・脱炭素化に貢献するとしている。

■概要
船名:WILD ROSE LEADER
全長:199.90m
全幅:38.00m
最大積載自動車台数:7010台(基準車換算)
総トン数:7万1846トン
建造年:2023年
船籍:LIBERIA

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