Hacobuは6月20日、トラックドライバーの業務を効率化するスマホアプリ「MOVO Driver(ムーボ・ドライバー)」β版の提供を開始したと発表した。
同アプリは、ドライバーの業務効率化やコミュニケーションツールとしての機能提供を目指すためのもので、β版では物流DXツール「MOVO」シリーズ使用時の利便性を向上させる機能を提供する。
従来、ドライバーがトラック予約受付サービス「MOVO Berth」、動態管理サービス「MOVO Fleet」、配送案件管理サービス「MOVO Vista」を利用する際には、個別のサービスページにアクセスし、それぞれID・パスワードを入力する必要があったが、今回提供する機能を利用すると、ワンストップで全てのサービスにアクセスし、効率的に情報を確認することができるようになる。
今後、「MOVO Driver」では、同アプリを物流の社会課題を解決するハブとして利用できるよう、さまざまな機能を実装していく予定。第一弾として、2023年8月頃、ドライバーの業務に必要な、納品先や待機場所、ガソリンスタンドといった各種地点情報を確認できるサービスの提供を予定している。
将来的にはドライバーの声やニーズに基づき、物流ビッグデータを活用した機能や、ドライバーと荷主、物流センターを繋ぐコミュニケーションツールとしての機能などを備えることで、ドライバーの働き方改革を支援するとともに、ドライバーから支持されるメディアとしての価値提供を目指すとしている。