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名村造船所/18.2万トン型ばら積み運搬船第1番船が竣工

2023年07月07日/IT・機器

名村造船所は7月7日、佐賀県の伊万里事業所で建造していた SEA WIND SHIPTRADE COMPANY向け、18万2000トン型ばら積み運搬船「WORLD SEAFARER」を引渡したと発表した。同船は、新規開発の載貨重量18万2000トン型ばら積み運搬船の第1番船となる。

<「WORLD SEAFARER」を引き渡し>
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同船の主要寸法はフランスのダンケルク港へ入港可能な最大船型“DUNKIRK MAX”を志向。共通構造規則(CSR-BC&OT)を適用し船体構造強度の強化に努めるとともに、バラストタンクの塗装性能基準(IMO PSPC-WBT 規則)を適用しバラストタンクの腐食防止に努めることにより、船舶の安全性を高めている。

また、同社独自開発の「Namura flow Control Fin1(NCF)」、および「フィン付き舵(Rudder-Fin)」、更にNCF後流の流場を改善する省エネフィンを装備。このほか最新型の高効率プロペラや風圧力低減型居住区、低摩擦型船底防汚塗料を採用することで推進性能の向上を図るとともに、電子制御式主機関の採用により燃費性能および経済性の向上を図っている。

環境に配慮した構成とし、汚水貯蔵タンクやバラスト水処理装置を搭載。有害物質一覧表(インベントリ)に関する船級符号を取得。建造契約船から適用される二酸化炭素排出量を基準値比30%以上削減が必要となる EEDI Phase 3 を前倒して達成している。

■概要
全長:291.92m
幅(型):45.00m
夏期満載喫水(型):18.20m
総トン数:9万3719総トン
載貨重量:18万2344重量トン
主機関: MAN B&W 7G60ME-C10.5 EGRBP1基
定員:24名
船級:日本海事協会(NK)
船籍:マーシャル諸島

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