日本GLPは8月11日、東京多摩エリアにおいて3棟(合計延床面積約3万m2、合計IT電力31MW)で構成するデータセンター(以下、DC)キャンパス「TKW1」の1棟目となる、GLP DC「TKW1-1」を着工したと発表した。今後順次2棟目、3棟目の開発にも着手する予定。
同施設は、IT電力10MWのDCとして2025年2末に竣工を予定している。周辺は、多くのハイパースケーラー(クラウド事業者)、大手金融機関および通信事業者のDCが集積し、新規のDC開発が近年増加しているエリアであり、DC需要の著しい拡大が見込まれている。さらに、同エリアは災害リスクが低く、安定的な事業継続性を確保できる希少なDC事業適地となっている。
日本GLPの帖佐義之社長は、「昨今、社会におけるデジタル分野の成長はめざましく、今後も需要が伸びていくものと考えている。そのなかで、DC事業は日本GLPが長年培ってきた物流施設の開発・運営事業における実績と強力な土地ソーシング力、グローバルビジネスネットワークを活かし、大きなシナジー効果が得られると確信している。今後、日本の東西において複数拠点のDCプロジェクトを同時に推進し、国内最大級のDCプロバイダーとなることを目指す」とコメントしている。
■施設概要
施設名:GLP DC「TKW1-1」
所在地:東京都多摩市
敷地面積:約5400m2
延床面積:約8700m2
構造:免震・S造(鉄骨造)
IT電力容量:10MW
着工:2023年8月
竣工:2025年2月末(予定)
認証取得:LEED BD+C ゴールド認証(予定)、Uptime Institute Tier III Certification of Design Documents(TCDD)(予定)
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