ANAグループと AlphaDriveは8月28日、共同で、地域から新しい価値を生み出す人や企業を応援する新規事業開発プログラムの提供を開始すると発表した。
＜活動の様子＞
ANAグループは、アルファドライブ（AlphaDrive）と地域から新しい価値を生み出す人や企業を応援する新規事業開発プログラムの提供を開始する。「越境学習」による企業の人材育成とともに、多様・多才な人々の交流から地域課題への解決策の立案や新規事業創出を目指す。
ANAでは、航空と関連する新たなビジネスの提案、地域活性化や観光振興、人財育成などを担うANA総合研究所が主体となり、「アグリ・スマートシティ」構想を推進している。
実証実験が 2022年12月に高松市で始まり、4 地域で順次実施している。AlphaDriveは、2023年度より地域から新しい価値を生み出す人や企業を応援するプログラム「INCUBATION Re:gion（インキュベーション・リージョン）」をスタートした。
この度、両者の想いが一致し、お互いの強みを連携させ地域活性化と新規事業創出を目指すこととなった。第一弾として2023年11月より香川県高松市でこのプログラム、「FUTURE GATE高松」を実施し、募集を開始する。
このプログラムは、リモートワークをしながら一定期間地域に滞在することで、現場でしっかりと地域の魅力や課題と向き合い、現地に住む多様な人たちと一緒に交流・議論を行い、事業創出に挑戦できる。「FUTURE GATE 高松」では、現地視察、農業などの仕事体験、地域の人たちとの交流会、意見交換、チームを作りデザイン思考で地域の活性化策を検討するワークショップを実施する。メンターからの指導、地域活性化策の発表、アフターフォローメンタリングなども行う。
また、ANA が持つ地域とのつながりや多様な人の交流を促進して一緒に地域活性化をめざして考える手法と、AlphaDrive の持つ新規事業開発の体系的なノウハウや伴走支援を活用し、変化が著しい時代でも自ら新しい価値を生み出すことができるスキルの開発につなげるとしている。
