LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





関光汽船/フェリー輸送認知向上へデジタルマーケティング強化

2023年09月11日/IT・機器

SHKライングループの関光汽船は9月11日、デジタルマーケティングを活用した営業戦略を強化し、コンテナ船輸送と航空輸送に次ぐ「第3の輸送モード」であるフェリー輸送を認知拡大に取り組むことを発表した。これにより、物流の2024年問題や環境負荷軽減などの問題解決となるモーダルシフトを推進する。

同社は、グループであるSHKラインの航路網を利用し、中国・韓国と日本各地を結ぶ交際物流サービスと、日本国内を網羅する海上ネットワークを活用した国内物流サービスを展開している。

<デジタルマーケティングの概要>
20230911shk 520x305 - 関光汽船/フェリー輸送認知向上へデジタルマーケティング強化

具体的な取組みとして、外部コンサル会社とともにウェブサイトを刷新。アクセス解析に基づくSEO対策や、サービス資料や課題解決資料などのコンテンツの作成・充実を行うことで、認知拡大とリード拡大を推進する。MA(マーケティング・オートメーション/マーケティング自動化システム)を活用し、効率的な営業活動や、新規顧客の開拓や潜在顧客の育成につなげていく。

また、SFA(セールス・フォース・オートメーション/営業支援システム)を導入し、グループウェアをSFAと連動した製品に刷新。営業活動の見える化と情報の一元化を推進し、営業活動の効率化や標準化を推進する。

こうした営業活動から得られる多様なデータを効率的に蓄積し、営業活動を可視化。顧客の引き合い要因や受失注要因、地域や品目に関するデータを分析し、営業活動を最適化する。これにより、営業担当者の負担軽減や管理者のマネジメント効果の向上も見込む。

さらに、ターゲティングツールを活用し、国際物流総合展などのイベントへの参加に加え、新輸送サービスのコンテンツを強化する。

このほか、新たな輸送サービスの構築にも注力。中国から日本への輸入サービスで、サービスエリアの拡大や中国内陸部からの複合一貫輸送を検討する。同時に、日本から韓国・中国へのサービスでは、特殊貨物の集荷に焦点を当てた小口集荷サービスの構築を進め、新規貨物の拡大とサービスの充実を同時に推進する。

関連記事

IT・機器に関する最新ニュース

最新ニュース