SHKライングループは7月23日、久留米運送、マリネックス、東京九州フェリーの関東~九州間の長距離輸送におけるモーダルシフトが評価され、日本物流団体連合会の第26回物流環境大賞で「奨励賞」を受賞したと発表した。
<左から日本物流団体連合会 真貝康一会長、東京九州フェリー 村上玉樹社長、久留米運送 池田龍也社長、マリネックス 能戸昇志社長>
受賞したのは、従来の陸上輸送から、東京九州フェリーが運航する「横須賀港~新門司港」航路を活用した海上輸送に切り替えた取り組み。
具体的には、久留米運送の「九州全域翌々日午前中着」を維持した中で、フェリー利用に転換。久留米運送社内の中継網の再編も同時に行い、顧客に対して変わらないリードタイムを提供している。
上り便の都合によっては、有人トラックの利用もあるが、ドライバーの運転時間削減効果も挙げているという。
この取り組みにより、年間CO2削減率72%、年間CO2削減量1498tを実現し、輸送効率の向上と環境負荷の軽減につなげた。