エニキャリは9月23日、同社が課題提供企業として参加する「2023年度大学生コンサルティングコンペティション(ConCom)」決勝大会が9月16日に東海大学 品川キャンパスで開催され、ファイナリスト10チームのうち、東京理科大学理工学部3年生で編成されたチームが1位になり、賞金10万円が贈られたと発表した。
どのチームも同社の課題分析、ターゲットである学生のニーズ分析、採用獲得単価の算出など、実現可能性を意識したプレゼンだった。
<オンライン参加し、スクリーンに映し出された優勝チーム「ふんわりきつね」(東京理科大学)>
優勝チーム「ふんわりきつね」 は、東京理科大学理工学部3年生の小野百合香さん、穗谷野史一さん、寺崎拓馬さんの3名で編成されたチームで、決勝大会にはオンライン参加した。配達員同士のコミュニケーションを活発化することをテーマに、バイト配達員のフォトコンテスト開催や友だち紹介キャンペーンといったコミュニケーション施策に加え、大学内デリバリーサービスといった学生のニーズにフォーカスしたアイデアが盛り込まれた発表だった。
<受賞コメントをする第2位のチーム「チームスズキ」(東海大学)>
第2位「チームスズキ」は、東海大学の浅野柊平さん、岡村真慈さん、城定匠さん、根岸恭太郎さん、勅使瓦克拓さん、古川優臣さん、宮保祐介さんの7名で編成されたチーム。部活動やサークルなどの大学団体を起点としたリファラル採用の仕組みを確立して人材獲得を行うというアイデアだった。
第3位「IOW」は、 高千穂大学の岩佐匠真さん、小澤優歌さん、脇坂優輔さんの3名で編成されたチーム。学食の割り箸袋に広告掲載するという今回の採用ターゲットである学生への訴求に絞り込んだアイデア。事例などを盛り込んだスマートなプレゼンに、審査員からは「広告代理店のビジネスパーソンのようなプレゼン」という評価の声があがった。
奨励賞「にんじん8」は、十文字学園女子大学の伊藤藍さん、坂本夕佳さん、内田怜亜さん、寺門凪咲さん、加藤朋美さん、廣中莉杏さん、堺萌絵さん、船橋華乃さんの8名で編成されたチーム。エニキャリの自転車配送に着目し、自転車競技団体に所属している学生にターゲットを絞った広告アイデアだった。
<奨励賞の賞金を受け取るチーム「にんじん8」(十文字学園女子大学)>
審査員特別賞賞「ちーまる」は、 法政大学の笠原美優さん、児島彩花さん、田邉莉子さん、山内さくらさんの4名で編成されたチーム。女性が働きやすい環境や、女性利用者が女性配達員による配送を指定できる仕組みなど、女性比率が少ない物流業界における女性の活躍に着目したアイデアだった。
エニキャリの小嵜秀信社長は「どのチームの提案内容も素晴らしく、それぞれのチームメンバーの強みを生かした提案で、どの提案もすぐにでもビジネスの現場で使えそうなものばかりであったことには、大変驚いている。今後の学生生活はもちろん、就職活動やその先の社会人になってからのビジネスでも、大いにこの経験が活きてくると思う。この後のアクションパート(アイデアを実践で行ってみるプログラム)でも、精一杯協力をさせて頂くので、さらに多くの経験を積んで頂ければ嬉しく思う」とコメントした。
今後は、同社と学生チームが協働で、アイデアを実行へと進めていく予定だ。
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