大和ハウス工業と大和ハウスグループのフジタは10月19日、川西市と、2023年 10 月13 日に竣工した大型マルチテナント型物流施設「DPL兵庫川西」における「災害発生時の支援に関する協定書」を同日に締結したと発表した。
＜締結式での様子。左から大和ハウスの野辺 克則執行役員、川西市の越田 謙治郎市長、フジタの 吉田 篤史上席執行役員＞
大和ハウス工業では、これまで地震、土砂崩れなどの様々な災害への備えのため、自社で開発する全国の物流施設において災害時応援協定の締結を行っている。このほど、大和ハウス工業とフジタは、川西市と地震などの災害発生時に、「DPL 兵庫川西」の共用部分を一時避難場所として提供することや、支援物資の一時保管や集積場所として活用することなどを目的とした「災害発生時の支援に関する協定書」を締結した。この協定の締結により、三者は連携をさらに強化し、地域の安全・安心なまちづくりの取り組みを推進する。
主な協定内容は、（１）「DPL 兵庫川西」共用部分（カフェテリア・トイレなど）の一時避難所としての提供、（２）「DPL 兵庫川西」の一部を川西市職員の臨時執務場所として提供、（３）「DPL 兵庫川西」の敷地における支援物資の一時保管、集積場所としての提供、（４）「DPL 兵庫川西」の敷地における集積場所の運営支援（物資の受入、保管）、（５）「DPL 兵庫川西」の敷地における駐車場施設を川西市職員用駐車場として提供、（６）本協定による支援として行うことが相当と認めたもの。
＜「DPL 兵庫川西」外観＞
なお、大和ハウス工業とフジタは、2022年2月より兵庫県川西市石道地区において、交通アクセスに優れ、免震システムを導入した大型マルチテナント型物流施設「DPL 兵庫川西」の開発を進めてきたが、2023年10月13日に竣工した。
「DPL 兵庫川西」の立地は、新名神高速道路「川西IC」から約 00mと近畿エリアから中国・四国エリアまで短時間でアクセスできる場所に位置している。加えて、能勢電鉄妙見線「畦野駅」から約 3.3kmで、近隣には住宅団地「阪急北ネオポリス」をはじめとした大規模ニュータウンもあるなど職住近接の就労環境が整っている。
