山九が10月31日に発表した2024年3月期第2四半期決算によると、売上高2771億7500万円(前年同期比4.2%減)、営業利益169億600万円(11.6%減)、経常利益181億400万円(17.1%減)、親会社に帰属する四半期純利益114億6000万円(17.4%減)となった。
物流事業の売上高は1413億3300万円(6.4%減)、営業利益は43億7600万円(10.3%減)だった。
港湾国際では、国内の海上コンテナ取扱いの減少や、これに伴うヤード内作業・保管作業が減少。また、国内外で海上・航空運賃が下落し、輸出入取扱いも低調に推移した。
3PL一般では、3PL作業の新規取扱等が増加した一方、一般物流では中国域内での自動車部品・消費財の輸送作業等が低調に推移し、国内では化成品・消費財の取扱いが減少した。
構内作業は、国内客先の単価改定の進展や、南米での構内作業の増加、2022年度に対応した中東での装置不具合対応コストの剥落で堅調に推移した。
通期は、売上高5525億円(4.6%減)、営業利益335億円(12.2%減)、経常利益345億円(12.9%減)、親会社に帰属する当期純利益230億円(7.8%減)を見込んでいる。