三井倉庫HDが11月7日に発表した2024年3月期第2四半期決算によると、売上高1318億6200万円(前年同期比16.1%減)、営業利益118億4300万円(13.4%減)、経常利益122億600万円(15.5%減)、親会社に帰属する当期利益71億8200万円(21.7%減)となった。
セグメント別では、物流事業の売上高1276億1600万円(前年同期比16.6%減)、営業利益112億2400万円(10.2%減)だった。
事業環境は、当第2四半期まで企業の在庫調整局面が継続したことから、国際輸送の荷動きは低調に推移した。海運市況の混乱や、航空旅客便の減便に伴う貨物スペースの供給制約は解消しており、このため海上・航空運賃の単価は前期との比較では下落した。足元では運賃単価の水準は横ばいで推移している。
営業活動の状況では、フォワーディング業務は海上・航空運賃の単価下落の影響により減収減益となった。家電関連の物流においては大型の白物家電の輸配送・設置業務が好調に推移し取扱が増加した。国内の家電や日用品等の輸配送におけるトラック積載効率の向上や、物流センターにおけるオペレーションの効率化に取り組み、コスト削減と同時に人件費や燃料費の高騰への対応も行った。
通期は、売上高2730億円(9.3%減)、営業利益215億円(17.2%減)、経常利益207億円(22.0%減)、親会社に帰属する当期利益118億円(24.4%減)を見込んでいる。