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日本ロジテム/4~9月の売上高2.3%増、営業利益20.8%増

2023年11月13日/決算

日本ロジテムが11月13日に発表した2024年3月期第2四半期決算によると、売上高312億3400万円(前年同期比2.3%増)、営業利益4億6800万円(20.8%増)、経常利益4億4100万円(21.7%増)、親会社に帰属する四半期純利益2億1400万円(23.8%増)となった。

国内においては、前連結会計年度に開設した拠点の安定稼働に注力するとともに、先端技術の活用等により業務の効率化に取り組んだ。また、8月に冷凍冷蔵機能を持つ拠点「横浜港北センター」を開設した。海外では、輸出入関連貨物を中心に低調な荷動きとなるなか、着実に収益を確保するため得意先との取引深耕を進めた。また、タイ最大の国際貿易港であるレムチャバン港近郊に新倉庫を開設するなど、幅広い物流ニーズに対応できる体制を整備した。

セグメント別にみると、貨物自動車運送事業では売上高122億8500万円(前年同期比0.2%減)、セグメント利益8億6000万円(1.1%減)となった。同事業の売上高は、同社グループ全体の39.3%を占めている。

センター事業では、売上高71億2300万円(1.2%増)、セグメント利益9200万円(240.7%増)となった。営業拡大により食品や日用品関連の取扱量が増加したこと、前連結会計年度に開設した拠点において、物流センター業務の作業効率が向上した。同事業の売上高は、同社グループ全体の22.8%を占める。

アセット事業では、拠点の拡充により保管面積が拡大したほか、得意先との取引深耕や保管貨物の新規誘致が進展し、倉庫稼働率が高い水準で推移したことなどから、売上高84億7600万円(8.4%増)、セグメント利益6億600万円(58.0%増)となった。同事業の営業収益は、同社グループ全体の27.2%を占める。

このほか、輸出入関連事業では、海上輸送の需要鈍化や運賃下落の影響を受け取扱量が減少したこと、また前年同期は大口の輸出案件を獲得していたことなどから、売上高33億4900万円(0.4%減)、セグメント利益5億1700万円(7.4%減)となった。同事業の売上高は、同社グループ全体の10.7%を占めている。

通期は、売上高645億円(3.2%増)、営業利益11億円(5.6%増)、経常利益10億円(0.6%増)、親会社に帰属する当期純利益5億5000万円(5.0%増)を見込んでいる。

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