LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





川崎汽船/インドネシアで完成車物流新施設の運営開始

2023年11月20日/国際

川崎汽船のインドネシアにおける総合物流会社であるPT.“K” Line Total Logistics Indonesia社(KTLI)は11月初旬よりジャカルタにおいて完成車物流施設、Kline Vehicle Processing Center (KVPC)の運営を新たに開始した。

<保管の様子>
20231120kline1 520x315 - 川崎汽船/インドネシアで完成車物流新施設の運営開始

<点検の様子>
20231120kline2 520x328 - 川崎汽船/インドネシアで完成車物流新施設の運営開始

この施設は、ジャカルタ港から約10キロに位置するマルンダ地区の物流施設が集積するマルンダセンター内に設置。同社の子会社のPT. “K” LINE INDONESIAは、2003年に現地企業Mobaru Diamond社と合弁でKMDI Logistics社(KMDI)を設立し、以来20年間キャリアカーによるインドネシア国内の完成車陸送事業を展開してきた。

新施設は、近年急成長を遂げている中国の電気自動車(BEV)メーカーの合衆汽車(ブランド名 NETA MOTOR)のインドネシア市場進出に伴い、その完成車物流業務を受託し、運営開始したもの。

これにより、「ジャカルタ港で水揚げされた完成車をKMDIが施設まで陸送」、「KVPCにて保管およびディーラーへの引き渡し前に各種点検(PDI-Pre Delivery Inspection)」、「KMDIによる最終配送」、「KTLIが以上の物流ソリューションを顧客に提供し統合管理」という完成車総合物流サービスの体制が整うこととなった。

川崎汽船では、これまでもアセアン、豪州、中南米諸国でターミナル、陸送、 保管、PDI などの完成車物流サービスを提供しているが、今後も自動車船による海上輸送で培った高品質輸送のノウハウを活用して顧客の満足度向上に努めていくとしている。

関連記事

国際に関する最新ニュース

最新ニュース