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ZenGroup/越境EC市場対応、東大阪市の物流センター本稼働

2023年12月05日/物流施設

ZenGroupは12月5日、大阪府東大阪市楠根の新物流センター「楠根(くすね)物流センター」の稼働を12月7日から開始すると発表した。

この拠点は、今後の商品取扱高の成長を見据え開設した4つ目の物流拠点で、海外へ発送する商品の入荷検品・保管・出荷機能を有している。

<増加した作業台>
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<改善されたレイアウト>
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2023年11月より入荷検品・保管を順次稼働開始し、12月7日に出荷を含む全機能が稼働開始する。既存の東大阪物流センターよりも約15%作業台を増やし、出荷能力を引き上げる。

ピッキングの効率を向上させ、出荷リードタイムを削減できるようにレイアウトを改善した。リーダーの席から現場作業メンバーが目に入るようにし、壁や棚がない状況を作り出し、作業メンバーが声をかけやすい状況を実現した。既存センターでの学びを生かし、作業効率向上の工夫を行っている。

2024年9月より開始が予定されているフォワーディング事業の展開に備え、既存の東大阪センターより梱包済小包を保管する棚が約20%増設された。さらに、増設可能なスペースも用意されている。

同社は、海外向け購入代行サービス「ZenMarket」、海外向けサブスクリプションボックスサービス(定期購入サービス)「ZenPop」、越境ECモール「ZenPlus」、海外プロモーション代行サービス「ZenPromo」、越境EC対応化サービス「ZenLink」を運営してい。現在、会員数は210万人を超え、これまで世界175か国へ600万点以上の商品発送を行ってきた。

越境EC取引額は、23年6月期120億円(前年比17.6%増)。海外からの需要が増加し、吹田、門真、東大阪の既存物流センターではソフト面・ハード面とも対応が難しい状況が増えてきたことから、顧客のニーズに応えるために新拠点を創設したもの。また、将来的な稼働の想定を踏まえた上で、大阪府東大阪市の「楠根物流センター」創設となった。

■物流センター施設概要
名称:楠根物流センター
所在地:大阪府東大阪市楠根 2-8-6
延床面積:約4300m2
機能:越境EC事業における在庫保管、入出庫・検品作業

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