安田倉庫は12月22日、愛知県を基盤とする一般貨物自動車運送事業者のオリエント・サービスのグループ化を目的として、その親会社であるHIROMIカンパニーの全株式を取得し、子会社化することを決定したと発表した。
12月22日付で株式譲渡契約を締結しており、2024年3月下旬の譲渡実行を予定している。
オリエント・サービスは、1988年に愛知県春日井市で創業。同井市を拠点に、約170台の車両による運送サービスと自社の営業倉庫を組み合わせ、幅広い物流サービスを提供している。2023年9月期の業績は、売上高23億2300万円、営業利益1億5500万円。
グループ化することで、同社が持つ中京エリアでのネットワークを取り込み、関東・関西を繋ぐ中継地点として活用することで、グループのさらなる発展が見込めると判断し、株式取得を決定した。
安田倉庫グループは、2030年のあるべき姿としての「長期ビジョン2030」と、長期ビジョンを実現するための計画として中期経営計画「変わらず、変える。YASDA Next Challenge 2024」を策定し、さらなる成長に向けた事業体制の構築を目指している。
物流事業では「付加価値の高いサービスの提供に向けたソリューションの強化とネットワークの拡充」を基本戦略に、倉庫・輸配送ネットワークを全国へ拡大する取り組みを進めてきており、これまでに、北陸・石川県の大西運輸、中部・長野県の南信貨物自動車、関西・京都府のYSO Logiをグループ化してきた。今回の株式取得で、グループ初となる中京エリアの倉庫拠点が実現することになる。
■オリエント・サービスの会社概要
所在地：愛知県春日井市下条町1212-1
設立：1988年12月17日
主な事業内容：一般貨物自動車運送事業、倉庫業他
資本金：1000万円
大株主及び持株比率：HIROMIカンパニー（100%）
