LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





阪急阪神不動産とCRE/ベトナムに2つの物流倉庫を竣工

2024年01月10日/物流施設

阪急阪神不動産とシーアールイーは1月10日、開発を進めてきたベトナム中部のVSIPクアンガイ工業団地とVSIPゲアン工業団地内の物流倉庫「セムコープ ロジスティクスパーク(クアンガイ)」と「セムコープ ロジスティクスパーク(ゲアン)」が竣工したと発表した。

<セムコープ ロジスティクスパーク(クアンガイ)(左)とセムコープ ロジスティクスパーク(ゲアン)>
0110hankyu1 520x144 - 阪急阪神不動産とCRE/ベトナムに2つの物流倉庫を竣工

同社とシーアールイーは、シンガポールのSembcorp Development(セムコープ デベロップメント社)と共同でSembcorp Infra Services (セムコープ インフラ サービス社)に出資し、ベトナムにおいて物流倉庫の開発・運営に取り組んでいる。

今回の竣工により、セムコープ インフラ サービス社を通じて運営する物流倉庫は、ベトナム北部の竣工済物件を合わせると、棟数は計10棟、総賃貸面積は約13万m2(約4万坪)となる。

両物件の特徴は、各倉庫において汎用性の高い仕様(高さ9m、床荷重2.0t/m2、1区画あたりの電力容量 300KVA、機械換気設備の設置など)を採用していること。

1区画の賃貸面積は約3000~5000m2で、各区画の中に約200~300m2の事務所スペースを設けている。

トラックバースには、倉庫の搬出入口の床面とトラックの荷台との間に生じる段差を解消するドックレベラーを設置。

環境への配慮として、全館でLED照明を採用。また、ベトナム・グリーン・ビルディング協会の環境性能評価システム「LOTUS SILVER」の認証を取得。セキュリティー対策として、敷地内にCCTVカメラを設置した。

<両物件の立地>

0110hankyu2 - 阪急阪神不動産とCRE/ベトナムに2つの物流倉庫を竣工

立地は、いずれも近年、製造業の進出が加速するベトナム中部に位置している。ダナン港・ダナン空港及びクアロー港・ビン空港とアクセスが良く、広域物流拠点として至便な場所にある。このうち「セムコープ ロジスティクスパーク(ゲアン)」は、2023年9月にハノイ市とゲアン省を結ぶ高速道路が開通したことから、物流拠点としての魅力がより高まっている。

■物件概要
【セムコープ ロジスティクスパーク(クアンガイ)】
敷地面積:約6万100m2(約1万8200坪)
建物構造:1階建
棟数:3棟
賃貸面積:約3万3600m2(約1万200坪)
着工:2022年12月2日
竣工:2023年10月21日

【セムコープ ロジスティクスパーク(ゲアン)】
敷地面積:約6万8200m2(約2万600坪)
建物構造:1階建
棟数:3棟
賃貸面積:約3万9400m2(約1万1900坪)
着工:2022年12月2日
竣工:2023年12月27日

関連記事

物流施設に関する最新ニュース

最新ニュース