日本郵便は2月5日、奥能登地域での郵便・物流サービスについて、再開に向けた今後の見通しを公表した。
2月の見通しについては、事前に調整が整った配達先から順次、自治体等の公共機関や病院等への郵便物等の配達を再開するほか、現地ニーズに応じて避難所配達を実施する予定で、 曜日を限定した配達から開始し、順次配達頻度を拡大していく。
また、閉鎖しているポストの一部開箱や、避難所等のニーズに応じた臨時ポストの設置、全国から奥能登地域宛ての新規差出ゆうパックの局留サービスも再開を見込んでいる。
3月以降については、郵便物と荷物の各家庭・事業所宛て配達の再開や、荷物の集荷サービス、保冷サービス、代金引換・着払サービス等の再開を予定。
また、簡易郵便局を含めた稼働可能な郵便局窓口でのサービス再開や、局舎のダメージが甚大な郵便局での仮局舎もしくは修繕局舎でのサービス再開を見込んでおり、再開日程については上下水道等インフラの復旧状況に応じて調整するとしている。
これまで、同地域では、地震発生後に休止していた郵便物や荷物の発送・受け取りについて、1月19日からヤマト運輸の能登営業所内に穴水郵便局分室を設置し、ゆうパックの受取サービスを再開。また、同月24日から同地域内の7局、同月29日からは輪島市の町野郵便局でも郵便物等の窓口受け取りを再開。同月31日からは、同地域内の8局で全国宛郵便物の差出サービスを再開している。