Hacobuは2月8日、トラックドライバーの働き方を変えるスマホアプリ「MOVO Driver(ムーボ・ドライバー)」の「物流情報マップ」に「構内見取り図」機能を実装したと発表した。
MOVO Driverは、無料で利用可能なスマホアプリで、トラックドライバーの働き方を変え、ドライバーの仕事に対するイメージそのものを変えることを目的に、2023年6月に提供を開始した。「物流情報マップ」は、2023年10月に実装したもので、全国の物流拠点情報、軒先条件のほか、大型車が駐車可能なコンビニやシャワー付きのガソリンスタンドなどの地点情報を登録しており、ドライバー業務に役立つ情報を皆で追加し、ドライバーがマップ上で確認できる。 今回は、「物流情報マップ」に「構内見取り図」機能を追加した。
この機能の特徴は、物流情報マップに構内見取り図機能を追加したこと。ドライバー自身や物流拠点の担当者等が、軒先条件を地図上に描いて投稿することができる。入り口や出口、受付、構内待機場などの場所を記入し、物流拠点での動線をイメージすることができる。
軒先条件をテキストだけで伝えるには限界があり、地図上に必要情報を記載して情報伝達が行われていた。ただ、地図上に情報を描いて情報伝達するには「地図をキャプチャして⇒お絵かきツールで記載⇒伝達」という複数アプリの経由が必要で煩雑さがあった。この機能ではアプリ上で全てが完結できるようになっている。 追加・更新された情報は、Hacobuで確認の上、掲載する。
また、地点情報の項目追加と外部機能との連携向上を図っている。各地点情報の項目に、電話番号やURLなどの項目を追加し、GoogleマップやYahoo!マップでルート検索できる機能を追加した。これにより、地点の情報を確認したあと電話やHPで確認するなどスムーズに次のアクションにつなげられる。
さらに、物流拠点に関する情報を、自由に入力できる項目を追加した。トイレの利用可否や入場時のルールなど、定型の項目ではカバーしきれない内容を自由に入力する事ができる。
今後、トラックドライバーが働きやすくなるための機能を拡充することで、「ドライバーにとってなくてはならないアプリ」を目指す。