ドローン空路整備サービスを提供するトルビズオンは2月29日、福岡県うきは市において、西久大運輸倉庫とともにドローンとEV車両を用いた医薬品の配送実験を同月20日に行い、成功したと発表した。
これまで西久大運輸倉庫は、ドローンの配送実験やEV車両での配送実験を行ってきたが、今回の実証実験では、CO2排出量削減と物流の2024年問題に対応するため、ドローンとEV車両を活用した。
BtoBの定期配送実現に向けた継続的運用可能な配送手段を検討していくため、医薬品の廃棄薬削減や薬剤師の業務効率化に焦点を置き、薬局間の在庫移動を想定した実証実験を実施した。また実証の結果、ドローンとEV車両を活用することにより二酸化炭素排出量の削減が可能であることも確認された。
次のステップでは、複数自治体間での輸送を行い今回の実証実験以上の輸送実績を達成することを目指す。「特に筑後地方においては久留米市を含む物流網の構築」が重要とし、今後、筑後川などの利用も視野に入れた長距離輸送網の開拓を進めていく考えだ。