大阪ガス都市開発と三井不動産は3月1日、大阪市此花区酉島で建設していた共同開発の物流施設「三井不動産ロジスティクスパーク・OGUD大阪酉島（MFLP・OGUD大阪酉島）」が2月29日に竣工したと発表した。
＜外観＞
＜倉庫内観＞
＜3階トラックバース＞
「MFLP・OGUD大阪酉島」は、敷地面積2万6829m2、地上4階建て延床面積5万9418m2。
大阪ガス都市開発による初の物流施設開発事業で、三井不動産にとっては関西圏初となる共同での物流施設開発事業となった。
＜位置図＞
大阪ガスが所有する土地の一画に位置しており、大阪駅まで7kmと大阪都心部へのアクセスが良好であることに加え、阪神高速5号湾岸線「湾岸舞洲」出入口まで3.9kmと、都市部と広域への配送の双方に対応が可能。
また、近隣に競合物件が少なく、大阪シティバスの「常吉一丁目」バス停から徒歩6分と通勤がしやすく、人材確保にも優位性のある環境に立地している。
＜メインエントランス＞
＜4階東ラウンジ＞
BCP対策は、72時間対応の非常用発電設備やガスヒートポンプによる非常時のエネルギー供給、災害時に館内の従業者に配布可能な3日分の備蓄品を確保する等、充実を図っている。
施設内では働きやすさを追求し、テナント従業員用のラウンジを4階の東西に計2か所設置。ラウンジではWi-Fiの提供、24時間無人コンビニを導入し、快適で働きやすい環境を提供する。
環境に配慮した取り組みでは、大阪ガスグループのDaigasエナジーとのコーポレートPPA事業で、屋上に65万kWhを発電する太陽光パネルを設置し、4月から稼働を予定している。
また、共用部・専有部の屋内照明のLED化による省エネ、ニーズに応じてRE100対応のグリーン電力等脱炭素支援メニューを提供することにより、顧客のESG課題解決、SDGsの推進をサポートする。
これらの取り組みによって、CASBEE大阪みらい（大阪市建築物総合環境評価制度）のAランクと、ZEB認証を取得済のほか、DBJ Green Building認証の取得も予定している。
■「MFLP・OGUD大阪酉島」概要
所在地：大阪市此花区酉島5-121-2ほか（地番）
敷地面積：2万6829.11m2（8115.81坪）
延床面積：5万9418.06m2（1万7973.96坪）
規模・構造：地上4階建て・S造
設計・施工：JFEシビル
着工：2022年12月1日
竣工：2024年2月29日
