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日本GLP/神戸の冷凍冷蔵物流施設が竣工、藤原運輸が入居

2024年03月01日/物流施設

日本GLPは3月1日、神戸市東灘区で冷凍冷蔵物流施設「GLP六甲V(ファイブ)」が竣工したと発表した。

<GLP六甲V>
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「GLP六甲V」は、地上4階建て延床面積1万151.49m2の施設で、藤原運輸が専用施設として一棟全体を利用する。

JA三井リース建物が開発を手がけ、日本GLPは建物の設備や仕様を企画し開発をサポートした。日本GLPは竣工と同時に同施設を取得している。

<広域図>
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<周辺図>
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「GLP六甲V」は、国際海上コンテナターミナルの整備が進行中の六甲アイランドに位置しており、阪神高速5号湾岸線「六甲アイランド北IC」まで1.1km、同3号神戸線「魚崎IC」まで3.4kmと、神戸市内への配送と関西・中国地方への広域配送の双方に対応が可能。

神戸新交通六甲アイランド線「アイランド北口駅」から徒歩圏内で、沿線や周辺に住宅地や大規模商業施設が複数あることから、雇用確保の面でも優れた環境に立地している。

<エアシェルター・ドックシェルター>
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建物の特長としては、防熱施工後の有効天井高が6.0m、耐荷重は2.0トン/m2と、高い保管効率を実現し、多様な商品の保管ニーズに応える柔軟なレイアウトを可能にした。

また、温暖化への影響が低い自然冷媒を採用し環境に配慮したほか、トラックバースにはエアシェルターやドックシェルターを設け、保管・物流品質の向上を図っている。

藤原運輸は、「GLP六甲V」への入居にあたり、日本GLPの冷凍冷蔵に関する知見、汎用性の高い冷凍冷蔵物流施設の設備・仕様の提案力、企画力、事業拡大を支援するサービスの実績を評価。同施設を冷凍主体の保管型施設として利用し、日本GLPが提供する物流課題の解決をワンストップで支援するテナント向けサービス「GLPコンシェルジュ」と連携することで、今後の事業拡大を見据えた施設運用を計画している。

「GLPコンシェルジュ」では冷凍冷蔵物流について、GLP施設に入居するパートナー企業約15社とのネットワークを通じて、幹線輸送から店舗配送、ラストワンマイルまで、各種ニーズに応じたきめ細かなサポートと提案を行っている。

日本GLPは、冷凍冷蔵マルチテナント型物流施設の標準化と賃貸型冷凍冷蔵物流マーケットの伸長を目指し、これまでに30棟(今後開発予定の4棟を含む)の冷凍冷蔵に対応した物流施設を手がけてきた。

冷凍冷蔵物流施設の開発について、同社の帖佐 義之 社長は、「需要の高まる冷凍冷蔵分野で汎用性に富んだ物流施設を提供し、迅速にカスタマーニーズに応えることで、より快適で利便性の高いコールドチェーン網の構築を目指す」と、今後の方針を語っている。

■「GLP六甲V」
所在地:神戸市東灘区向洋町東3-6-2
敷地面積:5000.00m2
延床面積:1万151.49m2
構造:地上4階建て、耐震、鉄筋コンクリート・鉄骨造
着工:2022年10月
竣工:2024年3月
認証取得:CASBEE

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