メルカリは3月6日、スキマバイトサービス「メルカリ ハロ」の提供を同日から開始したと発表した。
同サービスでは、フリマサイト「メルカリ」に本人確認・銀行口座を登録しているユーザーが、面接・履歴書不要で最短1時間から、大手事業者の職場で働くことが可能。メルカリのサイト上から求人に応募でき、給与は最短即日に登録した口座へ振り込まれる。
求人募集パートナーには、コンビニ、飲食・カフェ、アパレル・小売、物流・倉庫、ドラッグストア、ホテル、ジムなど、1都3県の大手事業者が初期パートナーとして登録されており、物流・倉庫関連ではヤマト運輸や日本郵便、ナカノ商会、アート引越センターが登録されている。
1都3県の店舗から3月7日以降の求人掲載を開始しており、各パートナーの全国4万か所以上の店舗の求人を順次公開していく予定だ。
ライフスタイルに合わせて柔軟に働く時間を選択できるスポットワークの利用は拡大しており、スポットワーク協会による2023年5月時点の調査では、大手4社の登録会員数は1070万人を突破しているという。
メルカリがフリマサイト「メルカリ」のユーザーに対して行った調査では、「スポットワークを利用したことはないが、利用意向がある」との回答が32%に上り、同調査をもとにした試算では、同サイトの月間利用者2300万人の中に750万人の潜在スポットワーカーが存在する一方、スキマバイトを利用したことがない理由として「難しそう・面倒(43.8%)」、「自分向きじゃない(19.1%)」、「ハードルがある(23.9%)」といった回答があったことから、これらの課題を解決し、ライフスタイルに合わせた柔軟な働き方を可能にするため「メルカリ ハロ」を提供することとなった。
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