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JR貨物/2月の鉄道コンテナ輸送量0.2%減

2024年03月13日/調査・統計

JR貨物が3月13日に発表した2月分の輸送動向によると、輸送実績はコンテナが147万4000トン(前年同月比1.8%増)、車扱が77万9000トン(3.9%減)で、合計225万4000トン(0.2%減)となった。

2月は、物価高の影響で低調な個人消費が継続する一方で、一部品目で需要の回復が見られた。また、今年はうるう年によって稼働日が1日多かったこともあり、コンテナは前年を上回ったが、車扱は石油等が減送となり、輸送実績合計は前年を下回った。

コンテナは、食料工業品が暖冬傾向に伴う需要増加やインバウンド需要の増加もあって外食消費の回復等により清涼飲料水、ビール類を中心に荷動き好調となり、前年を上回った。また、積合せ貨物は、2024年問題等を背景とするドライバー不足に備えた鉄道シフトにより増送となった。

一方、化学薬品は需要低迷に伴う生産減に加え、一部顧客の輸送終了や能登半島地震の影響による生産減により荷動きの低調が続いたほか、紙・パルプはペーパーレス化の進展に伴う紙の需要減が続き減送となった。

車扱は、石油が暖冬傾向に伴う燃料需要減少により灯油と重油の荷動き低調が続いた。

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