国土交通省は3月28日、2021年度より国の支援制度を活用して建造されてきた、九州・瀬戸内地域で初のLNGバンカリング船が3月27日に竣工し、翌日、入魂・引渡式が開催されたと発表した。
IMO(国際海事機関)において、船舶からの排出ガスに関する国際的な環境規制が導入され、環境性能に優れたLNG(液化天然ガス)燃料船の導入が世界的に進展している。
竣工したLNGバンカリング船「KEYS Azalea」は、九州・瀬戸内地域のLNG基地とともにLNGバンカリング拠点を形成することになり、これにより同地域の港湾にLNG燃料船が寄港可能な環境が構築されることになる。
なお、このLNGバンカリング船は、2020年に竣工した伊勢湾・三河湾のLNGバンカリング船に続き、我が国で2隻目となる。
■LNGバンカリング船の諸元
船名:KEYS Azalea(キーズ アザレア)
LNG積載可能容量:3500m3
総トン数:4744t
全長:82.4m
全幅:18.2m
喫水: