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キリンGL、JR貨物、日本通運/3社連携でモーダルシフト協業強化

2024年03月29日/SCM・経営

キリングループロジスティクス、日本貨物鉄道(JR貨物)、日本通運の3社は3月29日、モーダルシフトをさらに強化する取り組みを4月1日より開始すると発表した。

<3社でモーダルシフト強化>
20240329kirinnxjr - キリンGL、JR貨物、日本通運/3社連携でモーダルシフト協業強化

3社が連携し、「2024年問題」への対応や脱炭素社会の実現に向け、トラック中心の輸送体系から、鉄道や内航海上輸送へのモーダルシフトを推進する。また、各輸送モードの特性を生かしながら柔軟に輸送モードを組み合わせるSea&Rail などのモーダルコンビネーションも活用し、最適な輸送体系を構築していく。

各社がそれぞれの役割を担うことで、6つの施策を実施し、持続可能な社会の実現に向けた最適な輸送体系を構築する。6つの施策とは、1.鉄道輸送をメインに利用したネットワークの構築、2. 地方港を利用した内航ネットワークの構築、 3.Sea&Railを活用したネットワークの構築、 4.自然災害に伴う鉄道不通時の代替海上輸送ネットワークの構築、5.年末年始などの⾧期連休にも対応可能な鉄道輸送ネットワークの構築、6.鉄道コンテナ専用集配車両によらない、荷主トラックによるコンテナ発着駅での持ち込み、引き取り体制の構築。

中・長距離トラックで輸送しているキリングループ製品を対象とし、今回は年間約8.4万トン(10トン車 約7000台分、5 トンコンテナ換算で約1万7000個分)を2024年4月より順次鉄道をメインにモーダルシフトしていく。これにより年間約3130トンのCO2排出量削減が実現する。これら取り組みにより最適化されたトラックは今後も不足が予測される近・中距離の輸配送に活用することで、さらなる物流全体の効率化を目指す。

キリングループロジスティクス、JR貨物、日本通運の3社は、環境負荷の低減および長距離トラック輸送の削減によるドライバー不足への対処を目的に、輸送の最適化に取り組んできた。

引き続き3社の連携を強化し、モーダルシフト・モーダルコンビネーションをさらに推進することで、効果的なCO2の排出量削減を図り、持続可能な社会の実現に貢献するとしている。

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