日本貨物鉄道(JR貨物)東北支社は3月29日、八戸貨物駅と秋田貨物駅内に、鉄道コンテナの積替ステーションを開設すると発表した。両施設ともに4月1日から稼働を開始している。
積替ステーションは、貨物駅構内やその近隣にある貨物上屋・倉庫で、一般のトラックと鉄道コンテナの間で貨物の積替えを行うために場所やコンテナ移送等の付帯サービスを提供する施設。
従来、鉄道貨物輸送を利用する場合は、自社の施設で鉄道コンテナに荷物を積み込み、鉄道コンテナ専用トラックで貨物駅まで持ち込む必要があったが、積替ステーションができることで一般トラックで荷物を直接持ち込むことが可能になる。
また、コンテナの利用個数は貨物輸送量(トラックの積載率)に合わせて柔軟に選択可能なため、トラック運行していた運送事業者は鉄道コンテナを利用しやすくなり、鉄道モーダルシフトによってドライバーの長時間労働の緩和や、働き方改革の推進につなげることができる。
■施設概要
八戸貨物駅「積替ステーション」
所在地:JR貨物 八戸貨物駅内(青森県八戸市長苗代字下亀子谷地20-1)
利用時間:6:00~20:30
利用開始:4月1日(月)
利用者:荷主、物流事業者、利用運送事業者
秋田貨物駅「積替ステーション」
所在地:JR貨物 秋田貨物駅内(秋田県秋田市泉菅野1-19-1)
利用時間:5:00~22:00
利用開始:4月1日(月)
利用者:荷主、物流事業者、利用運送事業者
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