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ANAとJAL/グランドハンドリング業務で協調、相互承認を開始

2024年04月02日/3PL・物流企業

全日本空輸(ANA)と日本航空(JAL)は4月2日、両社の委託先事業者が同一である国内10空港において、グランドハンドリング分野における作業資格を相互に承認する仕組みの運用を開始したと発表した。

両社は2023年11月より、持続可能な空港グランドハンドリングに向けて具体的な取組みを検討してきた。

今回、対象となる資格は、グランドハンドリング業務における基礎的な資格を中心とした7資格。ANAまたはJALどちらかの資格を取得した後に、他方の資格取得をする際、差異部分の知識確認・座学教育のみで資格を付与する仕組みとする。

<対象資格(7資格)>
0402ana - ANAとJAL/グランドハンドリング業務で協調、相互承認を開始

これにより、両者の委託先事業者が同一であるランプハンドリング作業(飛行機の地上移動や、貨物・手荷物を搭降載・搬送する業務等)における教育訓練の時間が大幅に短縮できる。

また、両社の作業に従事できる資格者の早期養成を図ることができ、グランドハンドリング事業者にとって、業務の効率化と繁忙緩和に繋げることができるようになる。

両社は、各種教育や作業手順の共通化、機器等の共同調達や共同利用の拡大等について、2024年度においても検討、実行を継続するとともに、業界全体で解決すべき問題については、空港グランドハンドリング協会を中心に企業の枠を越えて取り組んでいくとしている。

■対象空港(10空港)
委託先グランドハンドリング事業者が同じ空港(一次委託先)
利尻、根室中標津、函館、秋田、仙台、新潟、岡山、徳島、高知、鹿児島

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