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ヨコレイ/福岡市東区箱崎ふ頭に約1万m2の物流センター竣工

2024年04月03日/物流施設

横浜冷凍(ヨコレイ)は4月3日、新たな施設として、福岡県福岡市東区箱崎ふ頭に「箱崎 FACILITY 物流センター」を竣工したと発表した。

<「箱崎 FACILITY 物流センター」外観>
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<夜間の「箱崎 FACILITY 物流センター」>
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箱崎 FACILITY 物流センターは、主要設備として、入出庫作業を効率的に行える電動式移動ラック(2770パレット)や、外気にさらされずに貨物の入出庫が可能となるエアシェルターを備え、省エネ・環境に配慮した設備として、高天井人感センサー照明設備や太陽光発電設備などを導入し、BCP(事業継続計画)対策にも注力している。

敷地面積は5040m2、延床面積は1万160m2。鉄筋コンクリート造5階建て、収容能力はF級1万1947トン。このセンターの竣工により、九州地区全体の冷蔵倉庫は16か所(ソーティングスポット含む)、庫腹量は24万9849トンとなる。

<あいさつする古瀬社長>
20240403yokorei2 - ヨコレイ/福岡市東区箱崎ふ頭に約1万m2の物流センター竣工

竣工に際し古瀬社長は、「当センターの歴史は、1978年に九州地区第2の拠点として箱崎工場の竣工稼働により始まった。当時は、福岡市内の冷蔵倉庫用地の物件が殆ど無く、東部物産貿易㈱が所有していた土地を、福岡市に分譲売買制約があったため合弁会社東部横冷を設立スタートさせ、100%子会社化したのちにヨコレイに吸収合併した」と述べた。

続けて、「2021年老朽化のため、43年間の歴史に幕を閉じ、本日スクラップ&ビルドとして新たに生まれ変わった。センター名の「FACILITY」には、当社の設備や利用環境を戦略的に駆使し、将来を見据えて最適化を図ることをコンセプトとした。データや情報を一箇所に集積させ、次世代ソリューションとしてスマートオフィス化に取組み、事務手続きの効率化により人手不足の解消を図っていく。 近隣の福岡ISLAND CITY物流センターと福岡物流センターとの中間点に位置することから両センターとの情報共有により物流ネットワークを活かして、冷凍食品をはじめとした多種多様な貨物への対応が可能となる利点があります」と話した。

■概要
名称:箱崎 FACILITY 物流センター
住所:福岡県福岡市東区箱崎ふ頭5-9-16
構造・規模:鉄筋コンクリート造5階建て
敷地面積:5040m2(1524坪)
延床面積:1万160m2(3073坪)
建築面積:2558m2(773坪)
収容能力:1万1947t (F級)
主な設備:高効率省エネ型自然冷媒冷凍機、屋上太陽光発電システム(163kW)、リチウムイオン蓄電池(106kWh)、EV 自動車充電ステーション、電動式移動ラック、高天井人感センサー照明設備(LED)、BEMS(ビルディング・エナジー・マネージメント・システム):フードディフェンス対応(全フロア)⇒入退館・監視カメラシステム 等
CASBEE:総合評価ランクA取得

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