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NEXT DELIVERY/石川県能美市でドローン×自動車の配送実証

2024年04月04日/IT・機器

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NEXT DELIVERYは4月3日、石川県能美市と地域課題の解決に向けて、新スマート物流の構築に向けたドローン配送実証実験を3月28日に実施したと発表した。

<こくぞう里山公園を離陸する物流専用ドローン「AirTruck」>
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実証実験では、エアロネクストがACSLと共同開発した可搬重量(ペイロード)最大5kg、最大飛行距離20kmの物流専用ドローン「AirTruck」を使用。買い物不便地域に対するフードデリバリーを想定し、自動車とドローンを組み合わせた配送を実施した。

まず、能美市辰口町の「カレーのチャンピオン辰口店」から車で「こくぞう里山公園」まで商品を輸送し、同公園から北陸先端科学技術大学院大学のグラウンドまで片道5.5kmの距離を12分かけてドローンで配送した。

配送実証に協力した同大学の金岡俊弥さんは、ドローンで配送されたカレーを受け取って「新しい配送サービスで期待したい。大学は山間部にあるので、とても助かる。これまで40分歩いてチャンピオンカレーを買いに行ったことがあるので、ドローンで届いて驚いた」とコメントした。

<ドローン配送されたチャンピオンカレーを受け取る大学生の金岡さん>
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今回の配送実証を行った能美市の宮竹小学校区は、人口2349人、外国人が497人と21%が外国人で、北陸先端科学技術大学院大学の学生と教員が住む旭台を除いた高齢化率は34.6%と、市内でも高齢化が進んでいる。

また、買い物については、エリアの日用品小売りが1店舗、作り酒屋が1店舗と極端に少なく、移動スーパーが定期的に来ているものの、買い物は隣接する白山市鶴来地区や能美市辰口小学校区まで車で行かなければならず、車での移動が確保できない場合は唯一の公共交通機関であるバスや民間タクシーを利用する必要があった。

NEXT DELIVERYでは、今後も地域住民への理解促進と地域課題の解決へ向けて、ドローンをはじめとする次世代高度技術を活用しドローン配送と陸上配送を融合した新スマート物流「SkyHub」の社会実装に向けた検討を進めていくとしている。

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