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アイオイシステム/電池レスで表示1秒書換・保持可能なRFID発売

2024年04月23日/IT・機器

アイオイシステムは4月23日、電池レスで表示の書換・保持が可能な、見えるRFID Smart Tagから、1秒書換(表示画面の高速表示書換)が可能なモデル(ST1129L)の販売を開始すると発表した。

<Smart tag 製品 正面と斜め画像>
20240423aioi - アイオイシステム/電池レスで表示1秒書換・保持可能なRFID発売

RFID Smart Tagとは、環境対応型の「見える」デジタルラベル。非接触近接通信(NFC)で表示を書き換えることができ、物流コンテナラベル、製造指図書、IDカードなど様々なシーンで活用されている。

また、1秒書換とは、電子ペーパーの書き換え時間が0℃以上の温度帯で約1秒という意味、データ転送+表示書換の場合は2.6秒、文字列データ転送+表示書換であれば1.6秒で転送、表示の運用が可能だ。

ST1129Lの主な特長は、NFC機能搭載で表示画面の高速1秒書換が可能。マテハン機器で搬送中(流しながら)に自動で書換が可能。また、スマートフォンやHHTでも書換可能だ。

さらに、既存のSmart Tagと比較した場合、小型化を実現(外形寸法93×57×8mm)。「IP55」準拠の防水・防塵仕様で、より清潔に使用可能だ。

アイオイシステムでは、物の管理を自動化するにはバーコード(紙ラベル)を貼ることが一般的で、環境負荷を軽減する為、バッテリーレスのSmart Tagを活用しペーパーレス化した出荷ラベルタグの開発を進めてきた。

また、昨今の物流現場では出荷量増に対応するため、高速荷揃えが求められている背景があり、業界では最新鋭のマテハン機器を揃えて効率化・省人化が進んでいる。マテハン設備の搬送能力にSmart Tagの書換速度を合わせるため、従来製品から2倍以上と大幅に書換(電子ペーパー表示速度)を高速化させた。コンベア等のマテハン機器を止めずに、速度を落とすことなく表示書換が可能なため、荷揃え時間の短縮、ペーパーレス化、省人化への貢献が期待できる。

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