日鉄エンジニアリングは4月23日、三菱商事都市開発とサンケイビルから受注した物流施設「MCUD小牧北」を竣工したと発表した。
施設は、低層物流施設向けシステム建築商品NSスタンロジを採用しており、地震エネルギー吸収能力の高い耐震部材アンボンドブレースを74本最適配置することにより、優れた耐震性能を有する物流施設を実現した。
NSスタンロジとは、システム建築商品スタンパッケージの標準化技術と経済性に優れる独自のグリッド設計および耐震部材アンボンドブレースの組み合わせにより、「鋼材重量削減・全体工期短縮による建設コスト低減」と「耐震性能向上」を実現した低層物流施設向け商品。
物流施設を得意領域の一つとして実績を重ねている同社は、この分野での累計床面積は約340万m2に上る。物流施設としての機能面に加え、環境・防災・減災への配慮やDXの活用など、物流施設の進化するニーズに応え、これからもレジリエントで環境に優しい社会・産業基盤づくりに貢献していくとしている。
■概要
名称:MCUD 小牧北
所在地:愛知県丹羽郡扶桑町大字南山名西ノ山200番地 他3筆
構造:鉄骨造地上2階建て(耐震構造)
延床面積:約4万3700m2
鉄骨重量:約3200t
竣工:2024年4月
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