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三菱商事都市開発ほか/大阪市平野区に1.97万m2の物流施設竣工

2025年03月31日/物流施設

三菱商事都市開発と、香港を拠点とする投資グループPhoenix Property Investors Japan Limitedは3月31日、大阪府大阪市平野区加美南で開発計画を進めていた物流施設「MCUD・ZIP大阪平野」が同日に竣工したと発表した。

<「MCUD・ZIP大阪平野」の外観>
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施設は、大阪市内陸に位置し、近畿自動車道「八尾IC」まで約2.0kmと近畿圏広域の交通利便性に優れ、関西圏の最大消費地である大阪都心区への近接性・配送利便性の高い立地。

JRの百済貨物ターミナル駅から約4.5kmとモーダルシフトの観点からも優位性がある。最寄り駅であるJR関西本線「加美駅」、JRおおさか東線「新加美駅」の2駅から徒歩圏にあり、周辺人口も多く雇用確保の面でも恵まれた環境に所在している。

<東側エントランス>
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<西側エントランス>
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施設機能では、最大2テナントへの分割賃貸が可能であり、各区画には垂直搬送機1基と荷物用エレベーター1基を完備。柱スパンを11m以上確保し、柔軟な倉庫内レイアウトに対応する汎用性の高い仕様となっている。また、エントランスには地域の特性や歴史を反映すべく、周辺に多く建ち並ぶ「町工場」をイメージしたデザインや、建設前の事前調査で発見された遺跡に着想を得た「地層」をモチーフとしたデザインを、区画ごとに取り入れた。

<倉庫内部>
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<事務所>
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環境認証取得の取り組みでは、建築環境総合性能評価システム「CASBEE」においてAランク認証、建築物省エネルギー性能表示制度「BELS」の最高ランクと『ZEB』の認証を取得している。また、屋根上には太陽光発電設備を設置し一部の照明や電力を賄うことで、施設内設備の省エネ化と環境負荷軽減を実現する。

■概要
施設名:MCUD・ZIP大阪平野
所在地:大阪府大阪市平野区加美南3-59
交通:近畿自動車道「八尾IC」約2.0km、JRおおさか東線「新加美駅」約1.0km
敷地面積:9617.07m2(2909.16坪)
延床面積:1万9706.78m2(5961.30坪)
構造・規模:鉄骨造+鉄筋コンクリート造/地上4階建
設計・施工:西松建設

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