クレド・アセットマネジメントは4月23日、滋賀県蒲生郡竜王町で同県最大規模のマルチテナント型物流施設「CREDO滋賀竜王」を着工したと発表した。
＜「CREDO滋賀竜王」完成イメージ＞
＜位置図＞
＜交通アクセス＞
施設は地上3階建て延床面積約6万4000m2で、2025年6月の竣工を予定している。
建設地は、近畿、中部、北陸エリアの結節点である滋賀県内に所在し、東西を結ぶ大動脈である名神高速道路の「竜王IC」に隣接しているほか、国道1号、8号にも近接しており、広域配送の優位性と、県内や京都・大阪エリアへの配送利便性を兼ね備えた立地環境にある。
竜王IC周辺は、製造業、物流業などが集積しており、今後も産業拠点として成長が期待されるエリア。
また、物流の「2024年問題」でニーズが増えている中継輸送の拠点としても利用が可能で、敷地内にはトラック待機場を27台分と十分に確保するほか、同スペースの拡張にも対応が可能。ダブル連結トラックや45フィートトレーラーにも対応する。
加えて、スワップボディ・コンテナ車両も利用できるバースや、置き配対応区画を整備する計画で、これら輸送の効率化に加え、専用の休憩室やシャワーブースなど、ドライバーの休憩とリフレッシュにつながるような施設とする。
＜ドライバー休憩室イメージ＞
＜カフェテリアイメージ＞
建物は、1・2階へ車両がアクセスできる3階建てのスロープ型。最小900坪から分割賃貸し、最大10テナントが入居できる。
滋賀県は製造業が盛んで工場の集積が進んでおり、各種製品・部品の保管ニーズがあることから、同施設3階の天井高は最大6.8mと保管効率を高く設定しており、近辺の工場に向けた物流センターとしても利用できる。
環境面では、地域材を内装に用いるほか、竜王山など周辺の美しい景色を望むカフェテリアを3階に設け、従業員がリラックスできるような空間を提供する。
また、太陽光発電システムを導入し、発電電力の一部を館内で利用することで、テナントによる再生可能エネルギーの利用と電気料金の負担軽減を図る。
そのほか、EV充電設備の導入に加え、CASBEE認証Aランク、BELS認証5☆、ZEB Ready認証の取得を予定しており、環境に配慮した施設とする。
■「CREDO滋賀竜王」概要
所在地：滋賀県蒲生郡竜王町大字小口
交通：名神高速道路「竜王IC」隣接、JR琵琶湖線「篠原駅」6.6km
敷地面積：6万7083m2（2万293坪）
延床面積：6万3912m2（1万9333坪）
構造：鉄骨造・地上3階建
着工：2024年4月
竣工：2025年6月末（予定）
環境認証：CASBEE認証Aランク（予定）、BELS認証5☆（予定）、ZEB Ready認証（予定）
