佐川急便とユーグレナは4月24日、一般消費者・荷主・運送事業者の3者が協力して地球温暖化対策に取り組む「サステナブル配送プロジェクト」によって、商品配送で生じるCO2排出量を4.11トン削減したと発表した。
同プロジェクトでは、ユーグレナの公式ECサイト「ユーグレナ・オンラインショップ」の商品配送に、次世代バイオディーセル燃料「サステオ」を活用。
商品購入者に「サステオ」導入費用の支援を募り、集まった支援額と同額を両社からもそれぞれ拠出することで、従来は企業のみが負担していた環境対策コストを一般消費者と共有し、ともに環境対策の取り組みを進める仕組みを採用している。
同プロジェクトでは、2023年6月の開始から同年12月の募集終了までに、一口1000円の支援が845口集まり、集まった支援額と両社から拠出した導入費用によって、佐川急便 浜松営業所の車両100台で8000リットルの「サステオ」を使用することで、4.11トン相当のCO2排出量を削減できた。これは樹齢40歳の杉の木が1か月に吸収できるCO2量の5500本分に相当する。
佐川急便は、このCO2排出削減効果について、第三者機関の検証を受けることで透明性を確保した報告書をユーグレナ宛に発行している。
今後も、両社は双方が目指す持続可能な社会の実現に向けて、連携を検討していくとしている。
鈴与/CO2 排出量シミュレーションシステムWebサイトで公開