三菱倉庫が4月30日に発表した2024年3月期決算によると、売上高2545億700万円(前年同期比15.3%減)、営業利益189億4100万円(17.7%減)、経常利益243億5800万円(18.9%減)、親会社に帰属する当期利益277億8700万円(2.1%増)となった。
物流事業では、医薬品・自動車関連等の配送センター業務等の拡大、国際輸送貨物の取扱拡大等に努め、不動産事業では、テナントの確保及び賃料水準の維持・向上に努めた。他方、コスト上昇に見合う適正料金の収受やコスト管理の徹底と業務の効率化を一層推し進め、業績の確保に努めた。
セグメント別では、物流事業の内、倉庫事業は、自動車関連貨物、食品の取扱増加等により、売上高は前期比4.9%増。陸上運送事業は、貨物取扱減少により、0.8%減。港湾運送事業は、コンテナ貨物の取扱増加等により、2.7%増。国際運送取扱事業は、海上運賃単価の下落や貨物取扱量の減少に伴い、42.5%減だった。
この結果、物流事業全体の売上高は、2174億7300万円(17.6%減)となった。
不動産事業の売上高は386億100万円(1.1%増)、営業利益は、マンション販売事業における利益率向上もあり、108億8800(7.6%増)となった。
次期は、売上高2700億円(6.1%増)、営業利益200億円(5.6%増)、経常利益248億円(1.8%増)、親会社に帰属する当期利益366億円(31.7%増)を見込んでいる。
センコー 決算/3月期の売上高11.8%増、営業利益17.1%増