エニキャリは5月16日、配送管理システム「ADMS(アダムス)」が宅配・ルート配送に対応可能になったと発表した。
従来、ADMSは店舗やハブ倉庫などの配送元から配送先までの即時配送や時間帯指定配送などのクイックデリバリー領域を対象に、配達員アサイン(割り当て)や最適ルートの算出、配送ステータスの管理など、注文・依頼から配達までのプロセスの自動化と管理をするワンストップなシステムとして提供してきた。
今回、物流の2024年問題やトラックドライバー不足などの社会課題を背景に、宅配・ルート配送を必要とする企業・事業者からのニーズが高まり、これらに応えるために、宅配・ルート配送の対応に至った。
例として、EC事業者がADMSを導入することで、注文から配達完了までの一連の業務を倉庫や配達員、コールセンターなど、関係者で共有することができ、効率向上を実現できる。具体的には、倉庫での専用送り状の発行・貼付、配車割り当て、配送ルート算出、配達員アプリへの指示、追跡・配達状況管理が可能。
ECサイトの配達情報は、ADMSとのAPI連携のほかに、手入力やCSVインポートにも対応しており、小規模事業者での利用やスモールスタートを実現できる。