LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





国交省/夜間のLNGバンカリング可能に、ガイドライン改訂

2024年05月31日/3PL・物流企業

国土交通省は5月31日、LNG燃料船へのバンカリングガイドラインを改訂した。

<夜間のLNGバンカリング(シミュレーション)>
20240531kokudo 710x367 - 国交省/夜間のLNGバンカリング可能に、ガイドライン改訂

改訂では、海運事業者による夜間のバンカリングに対応するため、バンカー船の接舷条件に「気象海象条件が風速8m/s以下、波高1m以下、視程500m以上であること」や「船長が昼間での接舷操船経験を少なくとも1回以上有すること」「夜間の手順をまとめたマニュアルを整備すること」等が加えられたほか、照明の明るさが従来の70lx以上から「75lx以上(推奨100lx以上)」に引き上げた。

安全管理体制については、これまで緊急時に備えた事前の防災体制構築方法について具体の記述が無かったところ、「消火体制、防災体制の構築」「消防船等の配備状況の把握」「事前の情報共有、緊急連絡体制の確保」等が加えた。

国交省では、海運事業者のニーズを踏まえ、夜間、安全にLNG燃料船への燃料供給(バンカリング)を行うことができるようにするため、2023年度に検討委員会を設置し、「LNG移送のオペレーションガイドライン・マニュアル」の見直しに向けた検討を推進。

委員会で、操船シミュレータによる検証を行い、検討の結果、夜間のバンカリング実施にあたって必要な気象海象条件等を追加する改訂を実施した。

■Ship to Ship 方式LNG 移送の オペレーションガイドライン
https://www.mlit.go.jp/common/001012459.pdf

■Shore to Ship方式LNGバンカリングガイドライン
https://www.mlit.go.jp/common/001012460.pdf

■Truck to Ship方式LNGバンカリングガイドライン
https://www.mlit.go.jp/common/001012461.pdf

関連記事

3PL・物流企業に関する最新ニュース

最新ニュース