2024年4月の改正物流法成立により、一定規模の荷主企業に役員クラスの「物流統括管理者(Chief Logistics Officer:CLO)」の設置が義務づけられる。対象となる企業は2026年までにCLOを任命しなければならないが、「CLOって何?」「物流部長とどう違うの?」という戸惑いの声も多く聞かれる。
そんな疑問に答えるのが、この一冊。6月28日、同文舘出版から発行される。
著者は先頃、「JPIC CLO協議会」を発足したフィジカルインターネットセンター(JPIC)の森 隆行理事長(流通科学大学名誉教授)。
CLOを「持続可能な社会と企業価値向上を実現するために、モノの流れを基軸としたサプライチェーンにおいて、経営視点で社内外を俯瞰した全体最適を図る役割を担う責任者」と定義し、果たすべき役割や経営戦略などを紹介している。
このほか物流業界のキーパーソンへのインタビューも収録されており、2024年問題をはじめとする諸課題にどう立ち向かうか、知っておくべき業界知識が網羅されている。
<目次>
第1章 CLOの仕事
第2章 物流・ロジスティクス・サプライチェーン
第3章 SCMと企業経営
第4章 SCMとデジタル化・DX
第5章 物流の諸課題
第6章 サプライチェーンにおけるリスクマネジメント
■書籍情報
書名:CLOの仕事―物流統括管理者は物流部長とどう違うのか
著者:森 隆行
発行所:同文舘出版
発売日:2024年6月28日
価格:2300円+税
単行本(ソフトカバー) : 260ページ
ISBN: 978-4495541620