日本通運は、兵庫県尼崎市に「NX尼崎港危険物倉庫」を新たに開設し、12月中旬にも稼働開始する。
尼崎市は日本有数の工業地帯である阪神工業地帯の一角で、金属・機械・化学メーカーをはじめ多くの企業が集積する地域。
そうした背景から新倉庫は、阪神高速5号湾岸線尼崎東海岸ICから550m、阪神工業地帯の中心部、大阪市と兵庫県の境に位置する。
大阪港・神戸港から約30分とアクセスも良く、阪神工業地帯の主要物流拠点として優れた立地になる。
扱えるものの種類も特長で、危険物倉庫は「第4類引火性液体」のみ取り扱う所が一般的ななか、ここでは第1~6類の危険物全種類に対応する。
隣接する日本通運の一般品倉庫と連携することで、顧客のニーズに合わせた柔軟なサービス提供もできるようになる。
延床面積は2535m2。保税エリアも設置するため、輸出入に関わる通関、ドレージ、フォワーディングまでワンストップで対応できるという。
NIPPON EXPRESSホールディングスとしては、事業を通して地域の産業振興と発展に貢献する姿勢だ。
■施設概要
名称:NX尼崎港危険物倉庫
所在地:兵庫県尼崎市東海岸町13
構造:地上1階建(1号倉庫、2号倉庫、屋外貯蔵所)
延床面積:1号倉庫972m2、2号倉庫972m2、屋外貯蔵所591.48m2
指定数量倍数:200倍以上
主要設備:保税エリア(324m2予定)、パレットラックエリア
営業開始日:2024年12月中旬予定
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