東京都は7月10日から、公共の駐車場を都が確保し、運送事業者に荷さばきスペースとして無償で提供する。北葛西(江戸川区)、堤通駐車場(墨田区)など5か所で運用を始め、順次拡大する。
都は今年度「東京物流ビズ」と題し、再配達の削減など、官民挙げて2024年問題に取り組むプロジェクトを展開しており、事業はその一環。
この駐車スペースを利用できるのは、一般貨物運送業の許可を得ている事業者または軽貨物運送業に登録している事業者のうち、都内に事業所がある企業。「東京物流ビズ」への賛同と車両の届出など、事前に利用登録する必要がある。
現地では、都から発行された「利用証」をフロントガラスの外部から確認できるように掲示して利用。利用できる時間帯は朝8時から夜10時までで、目安として1回あたり30分までとする。
なお、この事業によるスペース提供は、年度末(2025年3月31日)まで。
■東京都貨物車駐車スペース提供事業
https://t-butsuryu-biz.metro.tokyo.lg.jp/action/parking_space.html