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SBS東芝ロジ/トラック予約受付サービスを主要拠点に導入

2024年07月08日/IT・機器

SBS東芝ロジスティクスは7月8日から、Hacobuが提供するトラック予約受付サービス「MOVO Berth(ムーボ・バース)」を、SBS東芝ロジスティクスで導入済みの5拠点に加え、新たに22拠点に順次導入する。

<トラックバース付近>
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<導入事例インタビュー>

MOVO Berth は、荷待ち・荷役時間の削減や物流現場の生産性向上を実現する、トラック予約受付サービス。入場予約・入退場受付によって、物流センターにおける車両待機の改善や生産性向上を支援する。

2022年にMOVO Berth を導入したSBS東芝ロジスティクスでは、先行導入した関西支店大阪南デポにおいて1日14 時間(事務で4時間、現場で10時間)、月420時間の業務時間削減を実現したが、さらなる物流改善のため、MOVO Berth の導入拡大を決定した。MOVO Berth 導入を通じ、荷待ち時間の削減・庫内作業の改善に取り組む。

今後、MOVO Berth 導入完了を目指し、Hacobu のカスタマーサクセスチームとともに、目標設定、プロジェクトマネジメント、導入プログラム(オンボーディング)を進めていく。

また、SBS東芝ロジスティクスの「ホワイト物流宣言」において、「トラックの予約受付システムを導入し、バースでの車両待機時間を最短にするように庫内作業の改善に取り組む」と掲げており、MOVO Berth 運用を通じ、荷待ち時間・作業時間等のデータを蓄積して改善点を特定し、さらなる物流改善に挑む。

将来的には、顧客とともに MOVO Berth を通じた物流データ活用を行い、全体最適に取り組んでいくとしている。

なお、背景として、トラックドライバーの時間外労働の上限規制適用による輸送力不足により、物流が滞ることが懸念される、物流の2024年問題が課題となっている。労働時間が規制される背景として、トラックドライバーの長時間労働が深刻化していることが挙げられる。

SBS東芝ロジスティクスは、1974年の設立以来、東芝グループの物流子会社として培ってきた顧客視点での物流改革の経験とノウハウを生かし、ロジスティクスの設計から保管、輸送まで、物流のプロセスを一貫して管理・最適化するサービスを提供している会社。SBS東芝ロジスティクスは、2019年から「ホワイト物流宣言」を掲げ、荷積み・荷降ろしによる長時間拘束や、荷待ちなどのロス削減に取り組んできた。

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