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トラスコ中山/物流費9.18%増、サプライチェーン全体最適促進

2024年08月09日/決算

トラスコ中山が8月9日に発表した2024年12月期第2四半期決算によると、物流費(運賃及び荷造費)は44億1000万円(前年同期比9.18%増)だった。

売上高に占める物流費の構成比は、前期の3.07%からほぼ変わらなかった。

また、サプライチェーン全体の最適化・合理化を図る主な取組みとして、「ニアワセ+ユーチョク」(荷物詰合わせ+ユーザー様直送)の利用促進を更に強化した。

同社は在庫を多数保有しているだけでなく、最先端の物流機器とデジタルを組み合わせて活用することで、複数の商品を1つの梱包に「ニアワセ」(荷物詰合わせ)し、「ユーチョク」(ユーザー様へ直送)することを可能としている。卸売である同社がこのサービスを行うことにより、納品リードタイムの短縮に加え、得意先の配送業務や送料が削減できる。

また、配送や梱包資材にかかる二酸化炭素排出量などの環境負荷を軽減することができ、環境保全につながる取組みとしてネット通販企業を中心に高い評価を得ている。加えて、究極の即納を実現する置き薬ならぬ置き工具「MROストッカー」の拡大、在庫アイテム数や商品データ保有数の拡充、AI見積「即答名人」 [見積自動化システム]の利用推進、欠品・欠量を防ぐための在庫最適化、プライベート・ブランド商品のブラッシュアップ、修理工房「直治郎」の取組みを強化した。

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