栗林商船が8月9日に発表した2025年3月期第1四半期決算によると、売上高128億200万円(前年同期比8.6%増)、営業利益3億7700万円(前期は6000万円の損失)、経常利益5億8300万円(296.5%増)、親会社に帰属する当期純利益3億2300万円(865.8%増)となった。
海運事業の売上高は120億7000万円(9.6%増)、営業費用は116億4000万円(4.9%増)で営業損益は4億3000万円だった。
北海道定期航路で北海道発貨物の砂糖やコンクリート製品などが減少したものの、配船サービスの見直しにより雑貨や商品車両の需要を取り込み全体の貨物取扱量が増えたことで増収増益。
近海航路についても中国からの輸出の増加に伴い不定期船の取り扱いが増え、市況も落ち着いていたことから増収増益となった。
通期は、売上高510億円(4.3%増)、営業利益18億円(17.4%増)、経常利益24億円(16.4%増)、親会社に帰属する当期純利益14億円(16.4%減)を見込んでいる。