メガソフトはこのほど、倉庫向けレイアウトソフト「物流倉庫3D」に、フォークリフトや作業者の動線の検討と、動作・走行・歩行イメージをアニメーションで出力できる機能を新たに搭載し、販売開始した。
大型倉庫のレイアウトや、ロボット倉庫など機器類のプロモーションに活用してほしいという。
主な新機能は、レイアウトした平面図に経路を入力し、フォークリフトや人の移動にかかる距離や時間をシミュレーションできる、動線計画機能。
経路ごとに一覧表を出力でき、CSV出力にも対応する。Excelで編集してトータル作業時間を算出することもできる。
また3Dアニメーション機能では、動線に沿って走るフォークリフトや旋回するロボットアーム、歩行する作業員、動作を付けた機器類のアニメーション再生ができるようになった。
金属の光沢や床・壁の質感などもシミュレーションでき、より美しいパースが作成できるという。
「物流倉庫3D」は2020年に発売したソフトで、倉庫内外の平面レイアウトを作図し、1クリックで立体化、3DCGで確認できるもの。
現場では表計算ソフトのマス目を使ってレイアウトを検討することが多いが、棚数のカウントを間違えて見積もりを誤る、新規導入する機器類の設置イメージがわかない、などの課題があった。
最新バージョンでは、表示速度の高速化と、機器類の動作・移動設定機能の開発に注力し、物流倉庫の大型化と自動化・ロボット倉庫化に対応した。
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